難聴の 改善必須 高齢化 軟骨伝導 発想変えて
庭の手入れをしていたら、子ガエルが飛び出て来て、灯篭に飛び乗った。土ガエルであろうか。指先に乗りそうなぐらい小さい。
難聴者は全国で、1400万人いると言われている。加齢に伴う難聴もあれば、高音量を聞き続けて難聴になる場合もある。あるいは、突発性難聴など、ストレスから来るものもある。人ごみの中では特に話が聞き取りづらく、疲れが増す。
その対処法として、これまで「骨伝導」が取られてきた。これは頭蓋骨に振動を与え、直接、蝸牛を揺らす方法である。
新しく開発された「軟骨伝導」は、軟骨を振動させることで、外耳道内に音が作られ、蝸牛で聞こえる。この方法だと耳穴を塞がず、外の音も聞くことが出来る。加えて、集音器の役目も果たすので、大きく聞こえる。
聞こえが悪いと、フラストレーションが溜まる。互いに意思の疎通がしづらくなり、感情が爆発する。認知症につながるのも、耳からの刺激がどれだけ直截的かということの裏返しである。
私達の日常は、限りなく多くの音に囲まれている。それら全てが、個々人にとって意味を成している。傍から聞けば、意味のないものと思える。しかし、当人にとってはそれが日常を支える言の葉となる。どれか1つ欠けるだけで、日常とかけ離れたものとなってしまう。
耳の不調は、とにかく早めに対処していくことが必要である。