怨嫉の 同志打ち始む 米国の 影響多大 世界騒乱
庭に移植したセンネンボクが、大雨に打たれている。それにしても、バケツがひっくり返りそうな雨量である。草木がよく耐えている。
日本の首相が石破氏に決まった。あとは11月の米国大統領選である。共和・民主両党のせめぎ合いは、予断を許さない。
世界は今、混乱の極みにある。ロシア・ウクライナ、イスラエル・レバノン、ハイチでは無政府状態が続き、混乱の歯止めが効かない。世界に与える米国の影響は大きいが、国内は2局分離の状況にある。
米国にとって解決すべき課題は、3つある。1つは、偏在する富の再分配である。強者はますます富み、1人で果実を手にしている。
2つは、構造的な人種差別の是正である。WASPの国である米国は、AS(アングロサクソン)を唯一無二とする。選民思想である。そのため、仏法で説く十界互具(誰にも地獄界から仏界までの生命状態が内在している)の考え方を持てない。そのため、そこには越えがたい差別が生まれる。
3つは、分断を助長するソーシャルメディアの規制である。AIのフェイク情報は精巧である。それに踊らされ、弄ばれ、捨て去られる。何のための、誰のための情報かを吟味することなく受け入れれば、過激な言動にたやすく扇動される。
米国内の混乱は、世界の騒乱を招き寄せる。一時のポピュリズムに乗せられて分断すれば、それこそ非民主国家の思うつぼとなろう。