「温故創新」221222 N1146 伊波喜一

年金の 老後の不安 雲のよう 話し相手と 健康大事

 朝から雨が降っている。それにしても寒い。傘を持つ手がかじかむ。吐く息が白いわけである。 

 老後に必要な生活資金は、一体いくら必要なのか。政府は「2千万円は最低条件」と言う。それだと、夫婦2人で4千万円は必要だ。小金持ちならいざ知らず、普通それだけの額を持っている人は決して多くないはずだ。

 筆者も定年退職して5年が経つ。収入が3分の1以下になった。

 月々の生活費はほぼ変わらないが、つき合いの回数と金額が格段に減った。特に酒のつき合いが減ったのは、最高だ。それまでは相手に合わせて、ついつい飲み過ぎていた。が、家で飲むとなるとそう飲めるものではない。結果、時間と金、体力を節約する格好となった。

 とは言っても、何でも節約すればいいという訳ではない。必要な人とは時間を割いてでも、会っておく必要がある。この先、いつ会えるとも限らない。伝えておくことや聞いておくことは、そのタイミングを逃したら取り返せない。「思い立ったが吉日」である。

 大島に移住した後輩が、地場産業振興に一役買っている。そこで、地元特産の牛乳せんべいを、筆者の友人に送ってみた。なかなか、好評である。ネットでの広告と同時に、口コミで広めていくことが商いの直道だ。商売が軌道に乗ることを、祈っている。

 このように頑張っている人との交流を、今後とも大切にしたい。