「温故創新」220726 N1086 伊波喜一

健康に 生きる喜び いつまでも 命守らん 自他の祈りに    

 日本でも昨晩、サル痘の感染が報告された。あまり重症化はしないと言われているが、コロナ下での医療体制では十分な対応が出来ない可能性がある。用心に越したことはない。

 心臓にいい生活とは、ストレスフリーな生き方である。山林仏教がそれである。しかし、それは誰もが出来る生活スタイルではない。 

 誰にでも出来ること、それは笑いのある生活である。笑うと、脳からリラックス身体をリラックスさせるホルモンが出る。このホルモンは身体の緊張を取る。つまり、副交感神経が優位に働く。

 感動体験も同様に、身体の緊張を取る。そのポイントは互いの長所を認め、励ますところにある。

 長寿社会に共通する要素を比べてみると、塩分の取りすぎを控え、運動を奨励するところはどこも同じである。加えて、互いが仲良く助け合っていることが分かった。

 人の個性はでこぼこである。感じ方も考え方も、十人十色である。だから、正論を言えば伝わるというような、単純なものではない。言うタイミングや言い方、伝える内容など、様々に気を巡らせる。赤の他人が生活していくには、それだけ相手を気遣わなくてはならない。 

 この心がけが、心臓には例えようのない薬となる。人のために火を灯しているようが、実は自身のリズムを整え、心を安定させる。

 心臓は利他の生き方をすればするほど、元気に働き続ける。