「温故創新」220525 N1039 伊波喜一

日本の 行く末いずこ 紛争を 力で対決 危うさ増さんか        

 ブルーベリーの実がたくさん生っている。サクランボと違って、実の数が多い。同じように剪定しているはずだが、この違いはどこで生まれるのだろうか。

 ウクライナ戦線が、膠着化している。ロシアはあくまで制圧にこだわっている。が、ウクライナは徹底抗戦の構えである。これにNATOも含めた諸外国が加勢すれば、勝敗はつきがたく泥沼化する。

 一方、ロシアの友好国である中国の動きからも、目が離せない。米中、ロシアという大国間の屹立した関係は、周辺諸国を巻き込み、一触即発の危機に至る。 

 そんな中、日本が生き残る道は2つしかない。1つは、日米同盟を活用することである。2つはどの国とも同盟を組まず、独自に安全保障能力を高める武装中立を選択することである。

 1つ目は、沖縄の米軍基地提供や思いやり予算に見られるように、日本は米軍の後方支援をがっちり行っている。一番の貢献国と言える。 

 2つ目は、現今の世界情勢から見て、武装中立をするには日本の防衛予算を20兆円以上にしないとならなくなる。桁外れの額である。

 もはやどの国も、1国のみで自国を守ることは出来ない。互いに協力してこそ自国も守れ、それが相手国への抑止力となる。

 日本はこの現状をつぶさに見て、冷静に世界情勢に対応していかなくてはならない。