「温故創新」220510 N1031 伊波喜一

ペンよりも 銃勝るらん 対ドイツ 戦勝記念日  言葉虚しく       

 陽が照っているものの、日陰は肌寒い。今日が唯一の洗濯日和とのことだ。梅雨の走りはまだだが、明日からしばらく天気がくずれるとのことだ。

 ロシアでは昨日、対ドイツ戦勝記念日が開かれた。国を挙げての行事であり、ロシア国民のアイデンティーともなってきた。その戦勝の矛先をウクライナに向けているが、いかがなものか。

 ウクライナナチス化しているわけでも、ナチスを保護しているわけでもない。ロシア人を迫害しているとしているが、それこそ疑わしい。後付けの理由付けにしかならないだろう。

 しかし、ロシアのこれまでの軍事侵攻をみると、暴走しているとしか思えない。民間人や病人、学校や病院にまで砲撃を止めず、多大な犠牲を強いた。

 同胞であるウクライナを攻めれば、どういう結末を迎えるか、大統領に諫言する部下がいなかったのだろうか。裸の王様にされて、ピエロを演じているとしか見えない。

 長期権力は腐敗する。プーチン大統領には、耳に痛い情報が上がってこなかったのだろう。上手い・甘い言葉に誑かされて、気づけば自国も他国も混乱の極みに陥れてしまった。不幸としかいいようがない。 

 ロシアはこれからどういう結末を描いていくのか、大局に立って戦後処理を検討すべきであろう。