「温故創新」211125 N951 伊波喜一

コロナ下で 意識変わるか 親睦の 飲みニケーション 支持減少に                 

 北海道からは、本格的な雪の便りが聞こえてくる。一日の積雪が40cm以上もあると、雪かき・雪下ろしに追われる毎日が続く。重労働である。腰を痛めたり体調を崩したりしないことを、祈るばかりだ。

 「飲みニケーション」の支持率が、急落している。

 17年の調査以来初めて「不要」が60%を占め、「必要」を上回った。17年時点では不要が40%、必要が60%だったので、逆転した格好だ。

 年代別では、不要と答えた人の割合が最も高かったのは20代で、66%だった。若い世代は時間的にも経済的にも、タイトな生活をしている場合が多い。その分、限られた自分の時間を大切にしたいと思う意識が強い。

 不要の理由として、「気を使う」や「仕事の延長と感じる」などが挙げられている。

 一方、必要の理由として「本音を聞ける」や「情報収集を行える」などが挙げられている。オンライン飲み会などもあるが、やはり座を同じくしてリアルに話す魅力は格別である。

  これまで日本社会は、酒席ありきで進んできたところがある。しかし、働き方が多様化している今、酒席の設け方や利用の仕方は吟味されなければならない。

 酒席に軽重をつけつつ、重んじていけるようになると嬉しい。