「温故創新」211018 N913 伊波喜一

大切な 子どもの未来 道拓け 責任果たすは 大人の役目     

 一たびの雨で、一気に秋が深まった。もう涼しいではなく、寒いを実感する。扇風機から暖房器具へ、そして夏物から冬物へと衣替えである。

 用事で巣鴨に行った。ついでに、ハンチングを買った。今かぶっているのは、25年前に買い求めたものだ。長く使っているので、つばの芯が柔らかくなってきた。

 そこで帽子の「タムラ」で、紺地のハンチングを買った。まるで筆者を待っていたかのように、ぴたりと頭におさまった。これでまた1つ、お気に入りが増えた。

 学生の奨学金返済額が、400~500万円にものぼる。学生は社会人の第一歩を、負債からスタートする。

 そこで就職の際に、この負債を会社が肩代わりする。その代わりに、会社には確定申告の際に税金控除をする。こうして、社会全体が未来投資を後押しするようになれば、子ども達の将来は明るくなる。

 一方の大人には雇用を確保し、働きたい人には働いてもらう。働き方改革を進めれば、ニッチな仕事はいくらでもある。隙間の時間を有効に使いたい人には、会社が仕事を提供する。80歳でも元気な人は大勢いる。生涯現役というのは、素敵な生き方ではないだろうか。

 衆議院選挙が近い。このことを本気で考えている「有言実行」の公明には、是非、主張を貫いてほしい。