「温故創新」211015 N910 伊波喜一

衆院の 解散選挙 大詰めに 出たい人より 出したい人を     

 近くの公園から、子どもの泣き声が響いてくる。

 まだ3つ、4つだろうか、保育園に預けられる前のひとときらしい。その子のしたいルーチンがあり、それを止められて泣いているようだ。

 その泣き声に振り回される親は大変だが、子どもが自分のやりたいことを訴えられるのは、本当に素晴らしいことだと思う。

 今、子どもの虐待を聞かない日はない。

 子どもを産み・育てることは、夫婦だけではできない。子育ては、理屈通りにいかない。予想もしないことが待ち受けている。

 しかし誰にでも、身近に手助けしてくれる人がいるわけではない。

 その場合、未知の子育てに一人で取り組まなくてはならない。そうなれば、誰だってパニック状態になる。

 そうなっても、子どもに感情的にぶつからないと断言できるほど、人は完全ではない。

 14日、岸田首相は衆議院を解散した。

 感染症対策、国防、経済再生、働き方改革、年金、介護など、議論すべきが山のようにある。とりわけ、未来世代への育成や手当は必須である。

 子ども達は、30年後の日本を支えていく。社会の中核となる子ども等に福祉と教育を今施さなければ、いつ施すというのか。

 その事を実行できる代議士こそ、国政に出したい人である。