「温故創新」 210807 N841 伊波喜一

高齢の 人口減りて 医療費も 減少するか 光射したる

 街中で救急車のサイレンが響く。この暑さである。あっという間に、具合が悪くなってしまう。救急隊員も気が休まらないことだろう。 

 日本は今、高齢者の占める医療費が大きく、若者世代を圧迫しつつある。後期高齢者になると、医療費負担も1割と少ない。

 ただし高齢者と言っても、皆が皆、年金だけで生活しているわけではない。むしろ、子育て世代より、自由に使えるお金がある人達もいる。その人達には、3割負担をしてもらってもいいと思う。 

 人口推計によると、2040年頃からは高齢者が減り始める。

 そうなると、高齢者の医療費支出が抑えられる。結果、その分を若者・子育て支援へ回せる。それまでは、年金支給年齢も引き下げざるを得ないだろう。 

 国民の聞きたいことに国が応えるのは、一向に構わない。ただし、改革には何かしらの痛みを伴う。

 そうであるので、それが国民にとり不都合な真実であっても隠さず説明し、納得してもらうよう語るべきである。 

 同時に国民もネット環境などを上手に使いながら、農業生産を高め食料の自給率を上げなければ、日本の就業形態はいびつなものとなってしまう。 

 今後の社会は水と食の安全が、希少価値となる。全て揃っている日本は、範を示せる好位置にあるのだ。