「温故創新」210730 N833 伊波喜一

共生の 社会目指して 討議する  山の高みを 共に目指さん

  今朝は朝から荒れ模様の天気である。関東から東北にかけて、落雷予報が出ている。十分に気をつけたい。 

 昨日は中野区のNPO法人若宮クラブ「いろとりどり」の主催で、「共生社会を生きる」について、生きづらさを抱える子ども達へどう寄り添うかを、具体例を交えて話した。 

 はじめに、世界的な共生社会と日本国内でのインクルーシブ教育の歩みを振り返った。

 確かに近年、制度や施設の充実は徐々に図られてきた。特別支援学級数の増加や学級の規模、支援員の数の充当は、大きな前進である。

 一方、専門性をより高め、子どもに対応するなどのソフト面では、改善の余地が高い。

 医療の発達によって障がいの種類や状況が明らかになったが、現場は十分な人手が確保できていない。医療・教育・心理・福祉などの連携は、喫緊の課題である。

 だからこそ、子ども達の自律と自立を促し、友達との関係性を高めていくことが求められよう。 

 懇談では我が子の状況や現状について、忌憚のない意見が出された。子どもの厳しい現実から目を背けないことは、辛いことである。

 だが、我が子が夢の実現のために目標を立て、挑戦していくことは保護者の願いである。その願いを是非、叶えていけるようにしたい。