「温故創新」210721 N824 伊波喜一

寝苦しい 季節の睡眠 大切と 疲労回復 眠りの質を   

 晴天続きで、日中歩くと肌が焦がれそうだ。日傘やつば広帽が売れるわけである。

  こう暑くて湿度が高いと、疲れが取れない。疲れが溜まると、心身の不調を引き起こす。脳の中心部にある自律神経中枢は、心拍、血圧、血流に加え、消化、発汗などを制御する司令塔である。

 よく頭がぼうっとすることがあるが、これは脳が酷使された結果、脳疲労を起こしたからである。そこで頭がのぼせた時には、鼻から涼しい空気を吸って脳を冷やすと良い。 

 エアコンも設定温度を低くして、朝までかけ続けることが大事だ。脳の深部体温を冷やさないと、疲労が取れないからだ。 

 運動で汗をかくのは良いことだ。シャワーやお湯につかって、老廃物を洗い流せばさっぱりする。ただし、温湯や長湯はのぼせや多汗の原因になる。 

 寝ている間にも水分は蒸発するので、寝る前にはコップ1杯の水を飲むと良い。反対に、寝しなの1杯は逆効果である。

 アルコールの分解過程で生じるアセトアルデヒドには覚醒作用があるので、睡眠の質を下げる。 

 人は人生の3分の1を寝て過ごす。換言すれば、睡眠を高めることは、人生の質を高めることと同じである。よく寝て・食べて・動いて、この盛夏を乗り切っていきたい。