「温故創新」210430 N742 伊波喜一

男女差の 固定観念 取り払い 個性発揮 出来る社会に     

 早い人は昨日から、ゴールデンウィークが始まっている。今年も外に出かけられない分、普段できない家回りの事をする予定だ。

 こう長く巣ごもり状態が続くと、個人だけでなく家族全体でも心身の健康度を保ちにくくくなる。近場に出て気晴らしをするなど、工夫してゆきたい。 

 巣ごもりで実感するのが、料理の大切さだ。勤務のない日の朝食を作るようになって、3年が過ぎた。人参とニラ入りの卵にチーズをのせたトースト、サラダ、ヨーグルト、珈琲が定番である。

 それまでは上さん任せで食べるだけだったが、いざ作り始めてみると面白い。作るのに飽きが来るかと思ったが、今のところ全くそういう気配はない。どころか、休日が来るのが待ち遠しい。 

 自身の事から察するに、「台所は女性の城である」というのは必ずしも当てはまらない。むしろ、世の中の流れや仕事と生活のあり方に影響を受ける。

 ペルーで発見された9千年前の遺骨や埋葬品を調べたら、同時代の狩猟者の3~5割は女性だった。

 これなど、必要性にかられて女性が外に打って出た証であろう。

 特に生活の多様化が進む今後は、男女の役割を固定的に決められる時代ではますますなくなる。

 柔軟に対処してゆきたいものだ。