「温故創新」210421 N733 伊波喜一

過信せず 我が身の健康 守りゆく 定期健診 欠かさぬ努力  

 朝風が涼しく感ずる。日中は半袖姿で歩いている姿も目にする。まるで夏の装いだ。 

 3年ぶりに大腸内視鏡検査を受けた。

 当日は絶食の上、浣腸して検査した。腸の動きを止める注射をし、腸内の様子をリアルに覗く。腸に空気を入れられて、腹が膨らむ奇妙さを味わった。

 20分ほどで内視鏡が腸の一番深いところに達し、各部位を覗いていく。特に支障もなさそうなので、(遅い昼ご飯のメニューを何にしようか)などと思っていた。 

 その時、担当医から「ここ、見えますか。直径4㎜の球状のものです。これ、切除した方がいいので、これから手術に入ります。確認ですが、血液サラサラの薬は飲んでいませんね?」

 「ハイ、ダイジョウブデス。オネガイシマス」。

 というわけで、その球状のものを除去し、入院した。 

 後で伺ったところによると、直径5㎜になると開腹手術になることがあるそうだ。腸中の様子を確かめ、確実に切除するには、開腹手術が確実とのことだ。前回、球状のものは全くなかったので、この3年で変化があったことになる。ペット検査の結果は3週間後になる。

 健康への過信は、油断から起こる。定期検診を受けることは細心の注意と用心の表れであると、自戒した一日だ。