「温故創新」201206 N605 伊波喜一

自らの 心の内に 力あり 自己免疫を 発揮するかな

風はないが、目覚めると寒い。眼下に見える車の屋根が凍っている。寒いわけである。

 コロナ感染が止まらない。国内の感染者は16万人を超えた。世界では6592万人を超え、死者も151万人を超えた。

 ウイルスへの感染者数や感染ルートは、すごいスピードで調べられるようになった。が、私達に出来ることはマスクをするなど、基本的なことだけである。 

 人の体には免疫がある。異物であるウイルスが体内に侵入すると免疫システムが働き、自然免疫が出来てウイルスが暴れるのを防ぐ。 

 それでもウイルスが暴れることがあれば、ウイルスにくっついて無力化するような抗体が出来る。

 これはまさにワクチンと同じ働きである。つまり、人の体にはもともと異物を取り込んで、無毒化する働きが備わっている。 

 昔から「風邪は万病のもと」と言う。体調を崩すと熱や咳、節々の痛みなど、風邪の症状を引き起こす。

 免疫が低下すると抵抗力が落ちるので、ちょっとしたストレスでも容易に感染してしまう。 

 大事なことは自らの体調に耳を傾け、ストレスをため込まず押しつぶされないようにすることである。 

 自らの自然治癒力を信じ、発揮できるか人は試されているのだ。