「温故創新」200905 N531 伊波喜一

重症化 リスク明らか 原因が 講じる手立て 理に適うかな       

 新型コロナに感染して重症化に陥る要因を、厚生労働省に対策を助言する専門家チームが明らかにした。

 感染者516人を分析した結果で、この中には外国人111人も加わっている。 それによると、高尿酸血症、慢性肺疾患、脂質異常症、糖尿病に加え、男性、高齢者となっている。

 70歳以上で肺炎を発症すると、致死率が高いことも分かった。 

 3~4月と比べ増加が緩やかになっているのは、若年者の感染が増えたことがある。また、重症化を防ぐ治療薬を、早い段階から用いたためと考えられている。 

 この経過を見る限り、ある程度の予測が立てられる。初期の段階のように、やみくもに感染を恐れることはない。

 三密やソーシャルディスタンスを取るのは、これまで通りである。が、持病や基礎疾患がない限り、恐がり過ぎることはない。

 電車やバスに乗るのを、ことさら恐がることもない。

 少なくとも、これまで抱いていた逃れられない疫病の印象とは、大きく異なっている。

 重症化の原因が見えてきたので、あとは日常レベルでの健康づくりに努めることだ。

 食事・睡眠・運動という基本原理を大切にして、過度にストレスを溜め込まないことが大事である。免疫力アップは要である。