「温故創新」200816 N511 伊波喜一

3密を 避ける方法 見つからず 感染リスク 現場任せに   

 私達の生活を脅かしているコロナだが、有史以前からこの地球上に存在している。そのコロナの感染が、留まるところを知らない。

 全国保育協議会では、保育所で働く保育士達人に、コロナ感染拡大に伴うストレスを尋ねた。これには45都道府県の221人が、インターネット上で回答した。 

 その結果「3密が避けられず、子どもや保育者に感染リスクがある」が90%を占めた。また「衛生用品が不足し、感染の予防が十分に出来ない」が65%を占めた。

 ほかにも「安全な保育方法が分からない」43%、「利用を控えている子どもや保護者への支援」41%となっている。 

 確かに、乳幼児の保育では抱っこやおむつ交換など、肌が触れ合うことは避けられない。

 そもそも保育は、人と人とが触れ合うことで成り立っている。3密を避けるには無理がある。リモートで出来る仕事もあろうが、そうでない仕事の方が圧倒的に多い。生活にいたっては、さらにその度合いが増す。

 保育現場でどう感染リスクを避けるか、具体的に方針を示すべきである。そして、今までの慣習に捉われず、感染リスクを踏まえた保育ガイダンスを作りあげるべきである。 

 現場に丸投げしては、絶対にいけない。